ひとすみの輝き
平成14年 第4回 東京の庭コンクール 東京都知事賞 受賞
朝日から届く木漏れ日の輝き、昼、花弁の床や虫達の生活の場となる敷石やコケ夕刻、樹々の根元や燈籠の影を多色に染め上げて夕日が落ちる。雨に洗われ個性を主張する。嵐日、樹々は枝葉を差し向け荒々しいシンフォニーに参加する。この庭を望む人がこんな詩心らしきものを持ち合わせ雨天、庭石はているのではと常日頃考えていた。
そのうえにふる里と文化を同時に再現させたいと言う欲深な願望が私側にあった。寄せ植えに苦慮した椿、山紅葉、南天、静かに佇んでいてほしい燈籠等、作庭七年を経てどうやら同じふる里をもつ仲間になれたらしい。
この庭を訪れる人や生活をしている人の深呼吸を感ずるのも作庭の醍醐味である。そして、一本の雑草にも心を傾け、日夜庭の手入れに余念のない施主一家の姿勢にもそれを見ることができる。そんな人と庭とのかかわりあいを尊いものと受け止め、私自身心技一層努力を重ねていきたい。
学びの庭
東京都世田谷区 恵泉女学園
雑木が懐かしい自然を再現
庭を介して学びの庭
それぞれのやさしさを
朝日から届く木漏れ日の輝き、昼、花弁の床や虫達の生活の場となる敷石やコケ夕刻、樹々の根元や燈籠の影を多色に染め上げて夕日が落ちる。雨に洗われ個性を主張する。嵐日、樹々は枝葉を差し向け荒々しいシンフォニーに参加する。この庭を望む人がこんな詩心らしきものを持ち合わせ雨天、庭石はているのではと常日頃考えていた。
そのうえにふる里と文化を同時に再現させたいと言う欲深な願望が私側にあった。寄せ植えに苦慮した椿、山紅葉、南天、静かに佇んでいてほしい燈籠等、作庭七年を経てどうやら同じふる里をもつ仲間になれたらしい。
この庭を訪れる人や生活をしている人の深呼吸を感ずるのも作庭の醍醐味である。そして、一本の雑草にも心を傾け、日夜庭の手入れに余念のない施主一家の姿勢にもそれを見ることができる。そんな人と庭とのかかわりあいを尊いものと受け止め、私自身心技一層努力を重ねていきたい。